ラメラフォン(共鳴箱、板に細長い弦がいくつもとりつけられた楽器)の一種で、タンザニア内陸部に住むゴゴ人の民族楽器(親指ピアノ)。
楽器共鳴箱サイズ:タテ約17cm ヨコ約12.5cm 幅約4.5cm(弦高が箱から約2.5cm)
*全て手作りの為、サイズには多少のばらつきがあります。
ゴゴ語では、これくらいまでのサイズは大体 "リンバ/Limba" と呼ぶがこれより小さいものは "チリンバ/Chilimba"と呼びわけたりする。このサイズやチリンバは共鳴箱も小さいので高温のキラキラした響きがオルゴールの様でとてもかわいく心地良い。
アフリカには数多くの親指ピアノが存在しますが、ゴゴ人のこの楽器の特徴としては、いくつかある楽器の穿孔部に蜘蛛の卵膜を貼ることによって、他に無いふくよかな倍音(サワリ音)を生むことが挙げられます。
ただこの大きさでは、スワヒリ語では"ブイブイ"と呼ばれるこの卵膜を貼らずに後方穿孔部を指で開閉してワウワウ音を楽しむことが多いですが、前面に1枚貼ることもあります。
お届けの際、基本的にはブイブイを貼らずに配送しますが、ご注文の際にご連絡を頂ければ、前面に1枚貼って配送致します。(楽器の調律:ゴゴ音階)
Danford Zawose:
知る人ぞ知るタンザニアの天才音楽家、故フクウェ・ザウォセが家族を中心に作ったグループ「チビテ/CHIBITE」(Zawose Family)の中心人物として、"WOMAD"をはじめ数多くの海外公演を行ってきた人物。演奏者にして、素晴らしい楽器の製作者でもある。